あなたヘの想いを空に描いた☆世界で…ただ一つの詩






少し前にあるキミの席。



アタシがジッと見ていると、
いつも気がついて、笑顔で手を振ってくれる。



彼女でもなく、
ただの幼なじみなのに・・・



そんな笑顔でキミが笑うから・・・



だから、だから言えなかったんだ。



“スキ”のたった2文字を。



1秒でもあれば、言えちゃう事なのに



どうしてこんなにも難しいんだろうね?



素直じゃない自分に腹が立つ。



きっと、優しくて、顔も良くて
ケンカも強いキミの事だから



直ぐに彼女なんか出来ちゃうよね。



変な嫉妬心だけが心に生まれる。



そんな時知ったんだ。



キミの転校のはなし。



何で言ってくれなかったの?



アタシの事は聞くくせに、
どうして自分のことは言わないの?



キミは笑顔なのに、アタシは泣いてばかり。



もっと上手に伝えればよかった。



生意気な事ばっかで・・・
もう少し可愛く出来ればよかったのに。



唯一の繋がりだった
幼なじみの関係がなくなれば・・・



もうアタシ達の間には何もなくなるの?



そんなのヤダよ・・・!!



この気持ちが答えなのかは分からない。



だけど、答えにならなくてもいい。



ただこの気持ちが伝われば・・・


もう、なにも望まないから・・・。







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