時空を飛び越えました~私の知ってる新撰組ではないようです~
賑やかな食事はあっという間に終り、食器を片付け。さて、これからどうしたものか。
「朝日奈さん」
『あ、山崎さん』
名前を呼ばれ振り返ると、探していた山崎が立っていた。
「貴女の部屋へ案内します」
『ありがとうございます』
山崎の後に続いて廊下を歩く。来た頃は、まだあった太陽は顔を隠し、辺りは闇に包まれていた。
「夕餉は口に合いましたか??」
『はい、美味しかったです』
「それは良かった。明日からは、掃除や洗濯をしていただきます、今日の様に料理の手伝いなど。最初の頃は、自分もついて回ります」
『はい、わかりました。よろしくお願いします』
「はい、お願いされました」
会話している間に部屋についたようで、山崎が襖をあけ、一花はお礼を言いながら入った。