時空を飛び越えました~私の知ってる新撰組ではないようです~
『あの、私頑張ります』
近藤と土方を見上げた一花は力強く返事をした。近藤は、満足そうに微笑んだ。
「あぁ、私たちも君が危険な目にあわないよう全力を尽くすと約束しよう」
話し合いは、そこで終了。すぐに朝餉の支度にかかった。
厨に向かうと、すでに山崎が料理を始めていた。
『山崎さん、おはようございます!!手伝います』
「おはよう朝日奈君。……もう、大丈夫なんですか??」
心配そうにうかがってくる山崎の姿に、元気よく笑って見せた。
『昨日は、怪我の手当て有難うございました!!もう大丈夫です!!』
「そう、ですか。……あなたはお強いのですね」
フワッ山崎は笑うと、味噌汁の葱を切ってくれと一花に葱を渡した。