時空を飛び越えました~私の知ってる新撰組ではないようです~
『や、山崎さん??』
「失礼、めったに聞く機会のない言葉を聞いてしまって、少々動揺してしまいました」
「君って本当に失礼だよね。僕だって手伝うくらいするよ」
山崎のあからさまな反応に、沖田はブスッと不満そうに眉間に皺を寄せた。
「おぉ!!いたいた!!!!」
なんともいえない雰囲気を明るい声が叩き潰した。
『藤堂さん??』
フワッフワの癖毛を揺らしながら藤堂が手を振る。何処から走ってきたのかは分からないが、だいぶ疲れている様子だ。
一体何処から走ってきたの、この人。
ゼェゼェッと荒い息の藤堂に一花は心配そうな眼差しを向けた。
「今日さ、歓迎会しようって話になったんだ!!」
荒い息遣いだった彼は不意に顔を上げると、キラキラした目で嬉しそうに話した。
歓迎会??誰の??