政宗かぶれの正志くん
「どうした?」
とキョトンとされても笑いが止まらない。
そして過る、コイツはもしかしたら伊達政宗なのではないだろうかという非現実的な仮説。
タイムスリップして少し拗らせたら、こんな風になるのではないかと思った。
いやいや、そんな訳あるか。
しっかりしろ、私!
自分のあまりにもぶっ飛んだ思考に面白さがぶっ飛び、ようやく笑いが止まった。
「さあ、夜はまだ冷える」
と乗車を促す彼に、まさかな…と思いつつ、一応聞いてみた。
「貴方は誰ですか?」
すると、彼は首を傾げ、数秒後「おお、忘れていた」と微笑んだ。
そして、その微笑みのまま言い放った。
「自己紹介が遅れてすまなかった。我は伊達政宗である。少し丁寧に言うのであれば、転生だ」
………。
あながち外れてなかったー!!!
一瞬思考回路が止まった後、驚いて後ずさった私に彼はなおも微笑む。
「そして、めご。そなたは我が愛妻である愛姫(めごひめ)の生まれ変わりである」
…そうなの?!
我が事ながら初耳のそれは結構な衝撃で、開いた口が開きすぎて顎が外れそうだ。
現実、そんな小説のようなことが起きるのか。
事実は小説より奇なり。
まさか私にそんなことが起きるとは!!!
とキョトンとされても笑いが止まらない。
そして過る、コイツはもしかしたら伊達政宗なのではないだろうかという非現実的な仮説。
タイムスリップして少し拗らせたら、こんな風になるのではないかと思った。
いやいや、そんな訳あるか。
しっかりしろ、私!
自分のあまりにもぶっ飛んだ思考に面白さがぶっ飛び、ようやく笑いが止まった。
「さあ、夜はまだ冷える」
と乗車を促す彼に、まさかな…と思いつつ、一応聞いてみた。
「貴方は誰ですか?」
すると、彼は首を傾げ、数秒後「おお、忘れていた」と微笑んだ。
そして、その微笑みのまま言い放った。
「自己紹介が遅れてすまなかった。我は伊達政宗である。少し丁寧に言うのであれば、転生だ」
………。
あながち外れてなかったー!!!
一瞬思考回路が止まった後、驚いて後ずさった私に彼はなおも微笑む。
「そして、めご。そなたは我が愛妻である愛姫(めごひめ)の生まれ変わりである」
…そうなの?!
我が事ながら初耳のそれは結構な衝撃で、開いた口が開きすぎて顎が外れそうだ。
現実、そんな小説のようなことが起きるのか。
事実は小説より奇なり。
まさか私にそんなことが起きるとは!!!