mon amour.
「あ、本当だ。いた。あいつあんな所で何してんすかね?」



ん?




「子供といるぞ。あいつ。大方子供見つけて病室戻るように急かしたってところじゃね?」



「ですね。遥瑠夏は自分よりも他人を優先させる癖みたいなのがありますしね」



確かに…前なんて貧血でぶっ倒れてるのに輸血の提供者になろうとしたしな…



「本当に。心配するこっちの身にもなって欲しいけどな」



「でもそんな遥瑠夏だから好きになったんですよね?」



こいつ…!



「………そうだよ。ってお前らなんてこと言わせんだよ!とっとと仕事に戻んぞ。じゃあ相原さん大人しくしといてくださいね」


そう言って俺たちは病室から出た
< 52 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop