あなたの3年間を
手を引っ張られたまま
先輩が放送部の部室をあけると...





「あー!ちょっと、聞いて!このカメラデータが全部入ってないんだけど!!!!!」

「は?まじかよ、後で見るから!それより明日のインフォメーションの内容が決まんねーんだよ!もし各部活の部長に出演してもらうならアポイントメントとらないといけねーし...」





そこには、私の知らない世界が全面に広がっている。

「じゃあ、ここ座って!
まずはテレビドラマをみてもらいます。」

そういって開いたパソコンにCDを入れ、再生ボタンを押して先輩はどこかにいってしまった。

(なにこの部活.....)
わたしはもう自分が一体なんで、こんなところにいるのかもわからずただ映し出された映像だけをみていた。






番組が終わる頃、わたしは正直.......

もうこの時から.....





放送の虜になっていた。



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