きみはシャボン玉。
「あ、あたし、はいってもいいかな。文学部。」

「ほんとに?うん、嬉しいよ。月島ミノル好きが入ってくれると。基本は、毎週月曜日に集まるだけで、他の曜日はこなくても大丈夫だよ。まあ、僕は毎日いるから。」

「わかった。ありがとう。じゃあ、あたしいくね!邪魔しちゃったみたいだし。ばいばい!」

そういうと、さっと席を立ち上がり、手を降りながら彼女は文学部をあとにした。

別に邪魔じゃないけど。そういい忘れたが
まあいいだろう。

これでゆっくり本が読める。
なんだか、うん。風のようなひとだな。



太陽が西へ西へ距離を進め、夕陽の光が窓から僕を照らし始めていた。

< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop