異世界ゲーム

「それでは皆さん、準備はいいですか?」

「「「はい!!」」」

いよいよ始まる……見つかれば即死亡なんて無理ゲーだけど

見つからなければいいだけのこと!絶対カギを見つけて

皆で元の世界に帰るんだ!

「それでは『異世界ゲーム』開始!!!」

開始の合図で私たちは一斉に走り出す

「ミハル、ハヤト!どっか安全なとこねぇか地図見て教えろ!」

「分かった!ハヤト、地図見せて」

私とハヤトは走りながら地図を見た

どこか安全な場所……あった!

「コウタ!そこの曲がり角を右に曲がって!」

「おう!」

「そしたら奥に階段があるでしょ?その階段を上ろう!」

「おっし行くぞ!」



ハァハァ……久々に全力疾走したから疲れる………

私たちは今2階のリビングであろう部屋にいる。

「コウタ、ミハルこれからどうするの?」

「さぁな……でも下手に動いたらあのガキに見つかって死ぬんだ
ここで大人しくしてる方がいいと思うがな」

「でもそんなんじゃカギを見つけられないよ」

「この部屋に無ぇのか?」

「無かったよさっき見たけど……」

ハヤト……もう探したんだ
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