盲目の蝶
「それじゃ、俺が呼んだら入ってこいよ」

さっきまで騒がしかった教室が須藤先生が入ったとたん静かになった。

「今日から転校生が加わる。入ってこい」

ため息を呑み込んで教室に入る

「雪白 皐月です。ここは2つの族が対立していると聞いたので先に言っておきますが所属は紅です。それと名字で気付いた人もいるかもしれませんが理事長の甥です。今日からお世話になります。」

面倒事は避けたかったのでいってしまいましたがさすがにまずいでしょうか?

須藤先生があきれている気がします

「はぁ 雪白の席は窓側の3番目だ。」

眠くなる席ですね。


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