素顔のまんま《短編》
小さな小さなその青く輝く男の子は語りかけます。



「ほらね、もう淋しくないよ。」





深い闇に差し込んだ小さな小さな優しいその光は


“独りじゃないよ”


と教えてくれます。



それは奇跡の瞬間。


男の子は輝き続けます。
君と出逢うそのために。



――もう淋しくないよ。ボクがいるから――
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