素顔のまんま《短編》
その男の子に気付いたある女の子は答えました。


「もう大丈夫だよ。淋しさ隠さず君と一緒にいれるから。」


――これからずっとずっと見ているよ――



すると小さな小さなその青く優しい男の子は
もっともっと輝きました。

出会えるトキを信じ続けた奇跡の光。


優しく微笑みかけている。






それは、今はもう消えてしまった星のお話。





遠い遠い宇宙(そら)の向こうで何百年も前に放った光


遠く遠く離れたこの空で
今、あなたと生きている。







  ・・・青星FIN
< 17 / 35 >

この作品をシェア

pagetop