Q. ねぇ、先生、これって恋なんですか?[完]
がらっ

『失礼しまーす。橘先生!プリント受け取りに
 来、ま、し、た、よーーーーーー』

「おー。偉い偉い」

頭ぽんぽん…

される前に!!!

さらっと避ける!!

すかっ
「おい!お前よけただろ?」

『なんのことですか?早くプリント下さい。』

早くプリントくれーーー!

あなたの顔を見たくないのですよ私は!

は、や、く立ち去りたいの!

「はいはい。せっかちだなぁ委員長は。
ほれっプリント。全部運べるかー?」

どん!

腕にすごい重みが。。。

やばいでしょこれ。。。。
分厚さ、めっちゃあるよ!?
国語辞典に3冊分以上あるよ!?

『無理です。
不可能です。
かよわい女子にこんなの持たせないでください、m橘先生』

「なーにが、かよわいだ。
朝、遅刻しそうになって全力であんな
はっやいスピードで走ってるくせに。」

そうやっていいながらも、四分の3くらい受け取ってくれた先生。

『やさしいじゃん…』

思わず口に出しちゃった。。。


「あったりめぇじゃん。
俺ほどやさしい教師はいねーぞー」

『ふふっ』

「なーにがおかしいんだよっ」


二人でなぜか爆笑した。


めっちゃ笑いすぎてお腹いたい…


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