カエちゃんのママ



「わかったよ!探そう、探すから!」



呼吸をする度に、ひくひく言う程泣いている女の子を見て、一つ大きなため息を吐いた。

一体どうすれば良いのか。

私は、

子供が大の苦手なのだから。ー



「おてて。」



女の子が潤んだ瞳で、手を差し出す。

さっきよりも大きなため息を吐いて、渋々手を差し出すと。


まだ、呼吸は整っていないけれど嬉しそうにニコリと笑った。



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