あなたが生きるわたしの明日
開けるとそこは、今までいた場所と同じ会社ですか?と聞きたくなるような、狭くて薄汚れた倉庫。
さっきまでの部屋は大きな窓ガラスあって、昼間は電気なんか付けなくても自然光で充分なんじゃないかと思えるほど明るかったのに、この部屋、いや倉庫は窓も小さくて薄暗く、さらに埃臭い。
それに、さっきまではとても活気があってたくさんの社員がいたのに、ここには私の他に誰もいなかった。
壁に電気のスイッチがあるのを見つけて押してみると、パチパチッと変な音がして天井の蛍光灯がついた。
少しは明るくなったけど、さっき見た世界とはほど遠い。
ゆっくり部屋の中を壁に沿って歩いてみる。
広さは教室と同じくらいで、壁際には資料を置く棚がずらりと並んである。
部屋の真ん中にも天井までの高さの棚が置いてあり、その棚の全てがファイルで埋められていた。
部屋の奥にはグレーのデスクが四つ、向かい合うように配置されていて、それぞれのデスクの上には今時なかなかお目にかからない大きなパソコンが置いてある。
よくわからないけど、たぶん昔のタイプのパソコン。
ひとつのデスクの上には、女性ファッション誌や手鏡がごちゃごちゃと置かれていて、もうひとつのデスクには透明な丸い石のようなもの、もうひとつのデスクには山積みの漫画本、そして最後のデスクにはなんにものっていなかった。
さっきまでの部屋は大きな窓ガラスあって、昼間は電気なんか付けなくても自然光で充分なんじゃないかと思えるほど明るかったのに、この部屋、いや倉庫は窓も小さくて薄暗く、さらに埃臭い。
それに、さっきまではとても活気があってたくさんの社員がいたのに、ここには私の他に誰もいなかった。
壁に電気のスイッチがあるのを見つけて押してみると、パチパチッと変な音がして天井の蛍光灯がついた。
少しは明るくなったけど、さっき見た世界とはほど遠い。
ゆっくり部屋の中を壁に沿って歩いてみる。
広さは教室と同じくらいで、壁際には資料を置く棚がずらりと並んである。
部屋の真ん中にも天井までの高さの棚が置いてあり、その棚の全てがファイルで埋められていた。
部屋の奥にはグレーのデスクが四つ、向かい合うように配置されていて、それぞれのデスクの上には今時なかなかお目にかからない大きなパソコンが置いてある。
よくわからないけど、たぶん昔のタイプのパソコン。
ひとつのデスクの上には、女性ファッション誌や手鏡がごちゃごちゃと置かれていて、もうひとつのデスクには透明な丸い石のようなもの、もうひとつのデスクには山積みの漫画本、そして最後のデスクにはなんにものっていなかった。