もしも、自分に明日が無かったらと考えると怖くなる人が多いと思います。そして普段はそんなことを考えないと思います。
交通事故で命を落とした主人公は、知らないOLの陽子さんに憑依して生きることになります。年齢が違うので、肌の違いに驚いたり、違う服の方がいいと思うこともありました。
今学生の方は新しい世界を覗いてみたような感覚、大人の方は共感するかもしれません。
陽子さんが働いているところは、周囲からの評判はよくありませんでした。
憑依にもルールがあったり、陰で何かを言われても、新しいことに恐れず挑戦します。
そして、皆の長所を活かし、将来のヒット商品を作ります。
自分の明日を少しずつ託し、誰かが明日を生きられるようになりました。
短い人生でしたが、自分の色で消えかけた誰かの人生を守った主人公は、大きな事を成し遂げました。
読んだ後、自分の色でどんな明日でも描ける気がしてきます。