6人目
掟破り
自衛隊の部隊長を押し退け、こちらに近付いてくるハンドポケットの男。
「んん?」
男…ディア・ボロスは興味深そうにハンドポケットの男を見た。
「黒いキャスケットにコートの男…その特徴的な出で立ちは聞いた事があるぞ。南条 狂史郎。古くから続く降霊師の家系の末裔だそうだな」
降霊術は、亡者の霊を呼び寄せようとする魔術の形態である。
英語ではネクロマンシー。
大抵は予言や占いの為の魔術とされる。
「で?占い師風情がこの俺に何の用だ?出る幕じゃあないぞ」
「…随分な言われようだな」
狂史郎はキャスケットを目深に被る。
「ディア・ボロス。テメェみたいな質の悪いのが出てきたから、わざわざ足を運んできてやったっていうのに」
「わざわざ足を運んできた?何の為にだ?俺の運勢でも占ってくれるのか?」
ディアは狂史郎を嘲笑った。
「んん?」
男…ディア・ボロスは興味深そうにハンドポケットの男を見た。
「黒いキャスケットにコートの男…その特徴的な出で立ちは聞いた事があるぞ。南条 狂史郎。古くから続く降霊師の家系の末裔だそうだな」
降霊術は、亡者の霊を呼び寄せようとする魔術の形態である。
英語ではネクロマンシー。
大抵は予言や占いの為の魔術とされる。
「で?占い師風情がこの俺に何の用だ?出る幕じゃあないぞ」
「…随分な言われようだな」
狂史郎はキャスケットを目深に被る。
「ディア・ボロス。テメェみたいな質の悪いのが出てきたから、わざわざ足を運んできてやったっていうのに」
「わざわざ足を運んできた?何の為にだ?俺の運勢でも占ってくれるのか?」
ディアは狂史郎を嘲笑った。