6人目
「ぶっ殺す?」

ディアは首を傾げる。

「貴様が俺をか?狂史郎」

「ああ」

狂史郎は頷く。

「何故ぶっ殺せると思うのだ?」

「…?」

おかしな事を訊く。

狂史郎は怪訝な顔をする。

「ふぅ…俺の説明を聞いていなかったのか。俺には制御できない悪神が降りているんだ。強力な悪神がな。滅びの5人候補のテメェでさえ殺しかねねぇ」

「……」

ディアは薄笑みを浮かべる。

「何故悪神が強力だと思うのだ?」

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