6人目
庭園。

雷雨の中の朽ちかけた庭の途中の桟橋から足を踏み外すと、下部の川へ引き込まれた。

イースト博士によって両手にチェーンソーを埋め込まれた屈強の怪人がそこにはいた。

頭からすっぽりと被った布袋、異常に発達した全身の筋肉。

巨体にもかかわらず身体能力は高く、凄まじい跳躍力を誇った。

本館。

荒れ果てた廃屋の中、朽ちた調度品が並ぶ。

館の深部では様々な超常現象が俺を襲う。

多くの分かれ道が存在し、最後のエリアで遂にジェニーと再会した。

だがジェニーは…。

館の住人達に人体改造された結果、自らの意思とは関係なく凶悪な怪物へと変身する体になってしまっていた。

変身後は巨体と跳躍力を備え、指先から飛び出す鋭い爪を駆使して俺を翻弄する。

ある程度ダメージを受けると一時的に人間の姿へ戻る。

その時に、ジェニーは叫ぶのだ。

彼女の叫び声は『Help me』から『Kill me』へと変わっていく。

そして俺は…。

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