浮気性彼氏さま。

それが気がかりで、どうして、と思ってしまう。






私って女として魅力ないのかな。








「もぉ、どーしちゃったの？花奈らしくない」







ﾑｷﾞｭｯ







こっちは真剣に、顔を真っ赤にしてまで言っているのに伊織くんはおかしそうに笑い、私の頬を引っ張ってきた。







ひ、ひどいっ！！



やっぱり女として見られてないっ！！







「やっ、やめてよっ」






頬を引っ張る伊織くんの手を払い、伊織くんを睨みつける。






「ほ、本気なんだよっ、キ、キスしてよっ」






顔を真っ赤にして必死に伊織くんに訴える。




これじゃあ、痴女だがそんなの今はどうでもいい。







必ずその唇をもらってやるっ！！