浮気性彼氏さま。
「女としての魅力あげたいんでしょ?」
「あっあげたいです!!」
「じゃあ、俺の言うことは聞いとかないと。貴重な男の意見だよ?」
無表情ながら説得力のある京治の言葉に力強く頷く。
つまり、京治は私の浮気相手にして私の魅力をあげてくれるコーチっ!!
「よろしくお願いしますっ!!コーチっ!!」
「任せてよ」
ポンポンッ
勢いよく答えると京治が珍しく笑い、私の頭に軽く触れる。
「よーしっ!!がんば「花奈ー、伊織くんが呼んでるよー」
気合いを入れ直そうとした所でクラスメイトの声が私の耳元に届く。