浮気性彼氏さま。











伊織くんが私に必死になること。




それは私が望んでいたことなのに。






必死な伊織くんにドキドキしている私とその危うい瞳に恐怖を感じている私がいる。








「脱いで」





「え」





「早く、それ、脱いで」







グイッ







いきなりそんなことを言われて驚いている私なんてお構いなしに無理やり私から体操服を脱がそうと伊織くんが動き出す。






ちょ、ちょっと待って!!



今!!?ここで脱げと!!?







「やっ、やめてっ、伊織くんっ」






伊織くんに下着姿見られるのも恥ずかしいし、今ここで脱がされたら着替えがないので困るのは私だ。





しかも今日の下着は一張羅じゃないっ!!






脱がされまいと必死に抵抗するが、さすが男の子伊織くん。



さすが女好き浮気性男子。






慣れた手つきで私はまんまと上半身の体操服を剥ぎ取られてしまった。

















< 30 / 86 >

この作品をシェア

pagetop