浮気性彼氏さま。










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「て、事があってねっ、伊織くんってやっぱかっこいいし可愛いし色っぽいし今日もやられちゃっている訳何ですよっ」






「はぁー」







5限目と6限目の休み時間。



昼休みの胸キュンエピソードを早く伝えたくて私は中学からの親友、夏栄ーカエーの所でノロケ話をしていた。







まぁ、何が伝えたいかと言いますと彼は天使!!








「アンタ本当、よくやっていけるよね」






呆れるようにため息をつきながら哀れな瞳で私を夏栄が見つめる。





これはいつもの事なので何も思わない。






百戦錬磨の恋愛マスター夏栄によれば私は相当バカらしい。





複数の女をたぶらかしている男のどこがいいのかっと。













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