夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
「和室に、布団敷いてもらってるんだ。
たまにはベッドじゃなくて畳の上に敷いた布団で、気分変えてみる?
……アカリ、雰囲気変わると燃えるみたいだし?」
アカリが可愛くて、俺がつい意地悪な口調でそう言うと、彼女は「なっ///!」と声を小さく上げて慌てだした。
「///っ…そ、そんな事ないもんっ。
あ、あれはヴァロンが私の弱い処ばっか…///。」
「…でも。嫌じゃないだろ?」
「!///っ〜〜〜。」
クスクス笑いながら見つめていると、アカリは真っ赤な顔をして、照れ隠しに俺の頰をつねって引っ張る。
「っ…痛い痛い。アカリ、ごめん。」
謝る俺に「もうっ///。」っと言って拗ねるアカリを抱いたまま、そろそろ部屋に戻ろうと中庭を歩き出すと…。
ガサッ…!
と近くの茂みが揺れた。