夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
【2月14日/港街】
以前、アカリさんが教えてくれた。
今日は女の子が大好きな人にお菓子を贈る日だって。
ずっと小さな島で暮らしてきた私にはそんな習慣はなくて驚いたけど、素敵なイベントだと思った。
その話を聞いて私の頭に思い浮かんだのは、やっぱりヴァロンさん。
自分の気持ちに”おかしい”と思いながらも、胸が弾むこの想いに、嘘なんか付けなかった。
分かってる。
ヴァロンさんには、アカリさんがいるし…。
ヴァロンさんにとって、私は娘。
大切にしてくれるのも、優しくしてくれるのも、娘である私へのもの。
ヴァロンさんが微笑む表情が1番輝くのは、何よりもアカリさんと居る時だという事も…。
いつも、近くで見て分かってる。
「///…お菓子渡すくらい、いいよね?」
一生、絶対に自分の気持ちは言わない。
ヴァロンさんがアカリさんと幸せに暮らしてくれたら、それでいい。
そう思って私は、手作りのお菓子を持ってヴァロンさんの自宅へ向かった。
以前、アカリさんが教えてくれた。
今日は女の子が大好きな人にお菓子を贈る日だって。
ずっと小さな島で暮らしてきた私にはそんな習慣はなくて驚いたけど、素敵なイベントだと思った。
その話を聞いて私の頭に思い浮かんだのは、やっぱりヴァロンさん。
自分の気持ちに”おかしい”と思いながらも、胸が弾むこの想いに、嘘なんか付けなかった。
分かってる。
ヴァロンさんには、アカリさんがいるし…。
ヴァロンさんにとって、私は娘。
大切にしてくれるのも、優しくしてくれるのも、娘である私へのもの。
ヴァロンさんが微笑む表情が1番輝くのは、何よりもアカリさんと居る時だという事も…。
いつも、近くで見て分かってる。
「///…お菓子渡すくらい、いいよね?」
一生、絶対に自分の気持ちは言わない。
ヴァロンさんがアカリさんと幸せに暮らしてくれたら、それでいい。
そう思って私は、手作りのお菓子を持ってヴァロンさんの自宅へ向かった。