夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
【2月14日/港街】
「あ〜、朝から疲れたぁ〜!
レイ、お腹すいたよ〜喉も渇いた〜…。」
「あ〜もう!姉さん、重いから寄りかからないでよ。
報告完了したら朝ご飯…。いや、お昼ご飯食べに行こう。ね?」
もたれかかる様にして歩く私を支えながら、弟のレイは通信機を取り出して、ついさっき終えた仕事の報告を始めた。
今日はある銀バッジの新人夢の配達人が、金バッジのベテラン夢の配達人に、明らかに無謀な下剋上を仕掛けた、と連絡を受けてその場に立ち会ってきた。
結果、実力差は明らかなのに銀バッジは”負けてない”だの”もう一度勝負”だの言い出し…。
金バッジも金バッジで大人気なく”じゃあ、もう一度やるか!”って揉め出すし…。
ホントに、勘弁して欲しかった。
けど、まあ仕方ない。
この2月と3月は決算。つまり4月からの新しいスタートに向けて最後の追い込みで、下剋上したり、順位を少しでも上げようとする夢の配達人が多い時期なのだ。
「あ〜、朝から疲れたぁ〜!
レイ、お腹すいたよ〜喉も渇いた〜…。」
「あ〜もう!姉さん、重いから寄りかからないでよ。
報告完了したら朝ご飯…。いや、お昼ご飯食べに行こう。ね?」
もたれかかる様にして歩く私を支えながら、弟のレイは通信機を取り出して、ついさっき終えた仕事の報告を始めた。
今日はある銀バッジの新人夢の配達人が、金バッジのベテラン夢の配達人に、明らかに無謀な下剋上を仕掛けた、と連絡を受けてその場に立ち会ってきた。
結果、実力差は明らかなのに銀バッジは”負けてない”だの”もう一度勝負”だの言い出し…。
金バッジも金バッジで大人気なく”じゃあ、もう一度やるか!”って揉め出すし…。
ホントに、勘弁して欲しかった。
けど、まあ仕方ない。
この2月と3月は決算。つまり4月からの新しいスタートに向けて最後の追い込みで、下剋上したり、順位を少しでも上げようとする夢の配達人が多い時期なのだ。