夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
(2)
『アカリへ
遺書。
なんて言い方をすると、アカリはきっと怒るよな?
でも、万が一。
なんの気持ちも伝えられず、言葉を交わせずに離れ離れになる日が来たら……。
俺は絶対に後悔すると思う。
だから、最後まで読んでね?
俺は、アカリに会えて幸せでした。
アカリはいつも謙遜して、自分になかなか自信が持てないみたいだけどさ。
俺にとっては1番の女性で、妻で……。
出来れば、生まれ変わったらまたアカリと結婚したいと思ってます。
でも、その時は……。
出来れば、アカリとは同じ歳がいいかな。
そんで、ほんとに出来れば幼馴染で、子供の時から互いを知っていて……。
一緒に遊んで、学校に通って、成長して……。
アカリとまた恋をしたいです。
1分でも1秒でも、アカリと一緒の瞬間を逃さずに生きたいな。』