夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】

「……お風呂。」

「!///…え?」

「ごめん、焦り過ぎたな。
先にお風呂入ってきていいよ。」

肌着姿の私にヴァロンは自分の上着を羽織らせてくれて、優しく微笑むと、慣れた手付きで着物を畳んでくれる。


「う、うんっ…///。ありが、とう…///。」

そのヴァロンの姿にキュンッとしながらも、高まっていた熱がお預けをくらって何だか寂しい気持ちになる。


ホント、エッチだなぁ…私///。

真っ赤な顔を押さえながら、私はタオルと着替えを持って部屋に付いているお風呂に向かった。

……
………。


「!…わぁ〜っ///!」

身に付けている物を全て脱いで、扉を開けてビックリ。広くて、外の景色が見渡せる綺麗なお風呂。
これが雑誌で見た露天風呂、というやつだ!と感動する。

今の時期は少し寒いけど、きっと夜は星が綺麗に見えるんだろうな。と思いつつ身体を流し、広い浴槽にドキドキしながら浸かってみる。
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