夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】

……え?
……え?…えっ?…。

パシャンッと、湯船が揺れた気配に…。
ゆっくりと背後を振り返ると…。


「気に入った?露天風呂。」

同じ湯船に浸かって、優しく微笑むヴァロンと目が合った。

……。

一瞬、真っ白になる頭の中。
一呼吸置いた、次の瞬間。


「///っ〜〜!!きゃあぁぁ〜〜〜ッ///!!」

私は叫び声を上げて、バシャバシャとヴァロンに向かってお湯をかけた。


「!っ…え?ちょ、ちょっ…アカリッ?」

「///っ…エッチ!エッチ!エッチ〜ッ///!
ヴァロンのエッチ〜〜ッ///!!」

突然の事態にすっかり混乱した私は恥ずかしさが溢れて、必死に自分の身体を抱き締める様にして隠した。

夫婦でも、身体の関係があっても恥ずかしいものは恥ずかしい。
しかも、まだ夕方でもないこんな明るい場所。
バッと背を向けて、緊張と羞恥で震える身体を落ち着け様としていると…。
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