夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】
「///っ…これ以上、…一人でイかせないで…///。
なんでっ…、きて…くれないの…///?」
ヴァロンに強く抱き付いて、早く一つになりたい気持ちを精一杯伝える。
ずっとずっと触れたかった。
彼が帰って来ない夜が続いて、一人きりのベッドが広く冷たく感じて寂しかった。
今やっとこんなに近くに居るのに、何だか独りぼっちにされてるみたいで悲しい。
エッチだって思われてもいいから、あのままお風呂で強引に求められる方が嬉しかった。
それに……。
……。
「……。」
ヴァロンは無言のまま私をあやす様に頭を撫でてくれて、枕元に置いてあった避妊具をチラッと見て手を伸ばす。
やっぱり、って思った。
長期任務から帰ってきてから、ヴァロンはずっとずっと避妊を怠ったりしない。
始めは、ヒナタが産まれたばかりだからだと思ってた。
……けど、きっと違う。
クリスマスイブの夜からは、私との寝屋さえ彼は避けてる。