クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~
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「別荘?」
「うん。でも私たちの学校、生徒だけでの外泊は基本、先生たちが付いていないと無理なんだって…どの先生たちもみんな面倒臭がって付いてきてくれないから諦めるしか…」
夜、夕飯を食べ終わって、私の部屋でこうちゃんに楓ちゃんちの別荘の話をする。
「俺…行こうか?」
「…えっ」
机にスケジュール帳を広げてにらめっこしてた私は、驚いてベッドに座るこうちゃんの方へ振り返る。
「で、でもでもでも!夏休み中、学校の仕事とか先生たち多いんじゃないの?」
「いや、、俺はなんかあった時のためにすぐに駆けつけるための臨時だし」
「…なんかあった時」
「生徒が休み中に問題起こした時に、1番にかけつけるための。ほら、正直、他の先生たちもそういうのめんどくさがって行きたがらないんだよね。自分たちの予定とか仕事もあるし」
「うん」
「だから、ほら、臨時の俺がそういうのに付いていくの、ぴったりじゃない?そのために来たもんだよ」