クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~
───チュッ
────っ?!
「沙良のそう言うところ、ほんとずるいから」
耳を真っ赤にした黒川くんは、目を覚ますと体を起きあげて、吐息がかかるくらいの至近距離で私にそう言った。
っ?!
「わっ!……っ、ず、、ずるいのは黒川くんだよ」
不意打ちでキスするなんてずるい。
寝てると思ってたのに…。
さっきのつぶやきが聞かれていたのかと思うと、恥ずかしくなる。
「そんな顔しちゃう沙良の方がずるいよ」
「……っ」
黒川くんは私の顎を持ち上げて、またキスをした。
何度もしてるけど、やっぱり毎回苦しくなるくらいドキドキしてしまう。
そのたんびに「私は黒川くんのことが好きなんだ」って言うのが実感できて、それがまた嬉しい。