クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~
海と別荘
【side 南夏】
「わー!!!すごーーいっ!」
立派な別荘について2階のバルコニーに上がると、目の前に広がるオーシャンビューに、
沙良が麦わら帽子を風で飛ばないように抑えながら嬉しそうに声を出した。
「黒川くんっ!綺麗だねっ!」
「お、おう」
そう言ってこちらをキラキラした目で見る沙良に『綺麗なのは沙良の方だ』とすぐ突っ込んでやりたくなったのを飲み込む。
俺はちょっと怒っているんだから。
無自覚っていうのは恐ろしい。
ここに来るまでの電車やバスの中でも、沙良はずっと…。
「うわ〜本当にいい眺めだねっ!」
っ?!
大嫌いな声が後ろからしたと思うと、声の主は、白のオフショルダートップスを着た沙良の肩に触れてそう言った。
「わー!!!すごーーいっ!」
立派な別荘について2階のバルコニーに上がると、目の前に広がるオーシャンビューに、
沙良が麦わら帽子を風で飛ばないように抑えながら嬉しそうに声を出した。
「黒川くんっ!綺麗だねっ!」
「お、おう」
そう言ってこちらをキラキラした目で見る沙良に『綺麗なのは沙良の方だ』とすぐ突っ込んでやりたくなったのを飲み込む。
俺はちょっと怒っているんだから。
無自覚っていうのは恐ろしい。
ここに来るまでの電車やバスの中でも、沙良はずっと…。
「うわ〜本当にいい眺めだねっ!」
っ?!
大嫌いな声が後ろからしたと思うと、声の主は、白のオフショルダートップスを着た沙良の肩に触れてそう言った。