クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~


「おーい、お2人さーん」


「俺たちのこと見えてるー?」


声がして沙良から目線を晒すと、そこには若干こちらを睨んだ音楽と苦笑いした塚本の顔があった。



あぁ、こいつらいたんだっけ。



「悪いけど、今日沙良と2人で寝るから」


「はぁぁぁ?!」


「ちょ、、黒川くん?!」


ズンズンと沙良に近づいて、そのまま彼女の腕を掴んで立たせると沙良が目をパチパチとさせて驚いた顔をした。



悔しいけど、沙良はどんな顔をしても可愛い。


「ちょっと南夏!どういうことよ!音楽と塚本くんはどーすんの!」


俺と沙良の前に仁王立ちで立って腰に手を当ててる楓がこちらギッと睨みながらそう言った。


俺と沙良が2階の部屋に行くのを止めるかのように。


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