クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~
「好きなやつと泊まりにきて、別々の部屋にわざわざ寝る理由って何?」
「へ…」
「ここはお前んちの別荘で、部屋はもう一つ空いている。男女部屋分ける理由って何?」
楓の顔がどんどん赤くなる。
お前だって本当は、早く塚本に想いを伝えなきゃってわかってるはずだ。
多分、ここにいるみんなが1番思っていることだ。
友達との思い出作りとか、親睦会とか、そんなことじゃない。
高校最後の夏休み。
特別な人と短い時間だけでもそばにいたい。
「でも…先生いるし…」
「でもこの会話は聞かれていない」
「おぉ〜〜!南夏!たまにはいいこと言うなぁ〜!」
楓と話していると横から音楽が顔を出した。