【完】DROP(ドロップ)



それから、晴れて友達になったあたしと圭矢君。



快速電車に乗れば1本で学校に行けるんだけど。

圭矢君は7時半から8時までの普通電車に乗る事を知り、それに合わせた。


本当は、快速に乗る方が満員電車に乗る時間は短くていい。


でも、恋を取ったあたしは、今日も普通電車に揺られております。



むさ苦しいおじさんの隣だって。

新聞を広げるのが邪魔でも。

ピンヒールに足を踏まれたって。

香水臭くて吐きそうでも。



全ては圭矢君と会う為。


眺める為。


話す為。


耐えてみせます♪



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