既婚者だってときめき二度咲きする恋心
莉奈・・・・帰宅
俺はため息つきながら
自宅マンションに帰る
莉奈がいないと思うと
気が重いとふと見上げた我が家
俺たちの寝室に明かりがついていた
俺は、焦る気持ちを押さえ
エレベータに乗り15階を押した
『怒らない、俺も悪かったから』
ドアの前に行き呼び鈴を押した
「おかえり・・・・パパ」と子供が出てきた莉奈を見ようと
子供を押し退けリビングに行くと・・・
「浩二さん、ごめんなさい」
抱きついて来た
俺はいつものようにぶっきらぼうに「子供と俺の世話を放置した罰だ、後で覚悟しておけよ」と莉奈の耳元で囁いてやった
あいつ顔を真っ赤にして
俯いた
そしてひさしぶりに見た
莉奈の笑顔に俺の鼓動は凄まじく早く打ち鳴った