既婚者だってときめき二度咲きする恋心
浩二、朝からバテた
朝俺はいつものように
寝ていた
子供が寝室に流れ込んで
「パパ、お腹すいた」と言う
「ママにやって貰え」と言うと
「ママ、いないの」
そうか?
いないのか?
ん?
いないってどういう事か?
目がしっかり覚めてしまった
リビングに行くと
整然と綺麗なリビングだった
色々と部屋を探しまくった
「莉奈、どこだ?隠れないで出てこいよ」
「莉奈・・・・・」
俺は段々腹が立ってきた
「莉奈、出てこいよ」と言うが
莉奈の声すらなかった
「パパご飯」
「パパ、ピンクのお洋服どこ?」
「なんでもよいじゃないか?」
「今日はあのお洋服がいいの、パパ」と泣きじゃくった
「パパご飯お腹すいた」とテーブルをたたきはじめた
「うるさい、黙れ」
「「ママはそんな事言わなかった、ママ、ママがいい・・・」」
こんなんでどうしろと言うんだ?