理不尽

学校で、車イス生活は私にとって大きなハンデだ。
だが、練習の成果と校内のバリアフリーが比較的整っているようでなんとかなるそうだ。



私ももう歩けなくても
くよくよ落ち込んでるだけじゃなくて受け止めていかなければいけない。



「退院出来るって。」


隣の彼に言った。
寂しいのを隠すように出来るだけ明るく


「良かったな。」


彼の返事は思ったよりもそっけなかった。

何だか心が痛んだ気がした。気の所為だと思うけれど


「明日なんだ!」


そう付け足してみたが彼から返事はなかった。


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