"義理"の兄弟に迫られてます?!
だ、だって… すごい睨んでるじゃんか…
なんて言えずにただずっと目の前の人を見る。

はぁ… とため息をつく目の前の人。
ビクッ や、やっぱり怒ってんじゃん。

「なぁ、勘違いしてると思うから言っとくけど、俺怒ってないから。 あと、夜ご飯出来たからリビングに来いよ。 あんたの母親帰ってきてるから。」

それじゃ、と言って立ち去る男の子。
(怒ってなかったのか。 良かったぁ…)

「ご飯出来てるんだっけ。早くしないと今度こそ怒られちゃう。」

慌ててベッドから抜け出し、リビングへ向かう。
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