"義理"の兄弟に迫られてます?!
「……」 え?

"何か"っていうか"人の足"だったけどぉ?!
(え?優浠さん、だったりして?)

そぉーっと近づいて顔を覗きこむ。
…やっぱり優浠さんだ。

この人サボり?え?まじで?確かにサボりそうだけどさ… 起こした方が良いのかな…?

「優浠さーん?授業はじまりますよー?」
そぉーっと声をかけてみる…が、返事はやはり無い。

「優浠さーん?ってわぁ!」

寝ていると思っていた優浠さんが突然私の腕を引っ張るからびっくりした。

「ちょっ……優浠さん、はな、してっ」

「なんでー? そーゆーことしに来たんじゃないのー?」

クスクスと笑っている優浠さん。
(絶対からかってるよねあれ。)
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