"義理"の兄弟に迫られてます?!
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優浠side

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あー… やっぱ駄目かぁ
ま、しばらくこの状況の方が
何かと面白くなりそうだからいいかな。なんて

(それで弓瑋ちゃん取られたらどうしようかな苦笑)
「弱気になっててもしょーがないから授業出ますか~」

ぐんっと体を伸ばす。
今何の授業だったかな、と考えながら屋上を後にする。

ガラガラと教室のドアを開けるとクラスの人達がこっちを見てきた。
(いちいち見てくる意味…)

「優浠くんが授業出るなんて珍しいわねぇ」
「…まぁ、そっすね」
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