"義理"の兄弟に迫られてます?!
「そういう桴羽は怒らないの? 私がお兄さんの事苦手って言っても。」
「べっつにー? 兄貴は兄貴だし。 俺もそんな好きじゃねぇから。」
そうなんだ… てっきり仲が良いのかと。
仲は良くねぇからな。 桴羽がすかさず突っ込んでくる。
はっ、と思った時には既に遅し。
思ってることが口に出ていた。
「そいえば今日、親父と由華さん帰ってくるの遅いらしいから。 夜ご飯コンビニ弁当でいいか? 俺ら誰も料理作れねぇんだよ。」
「…そ、それなら私が作ろうか? 美味しいかは保証しないけど…」
まじで?それならスーパーで材料買って帰ろうぜ。
桴羽と買い物に行く約束をして、そろそろ時間だからと別れた。