ワケありルームシェア
私のバイト先は小さな喫茶店。
奥でケーキを作ったり、デザート系を作る係を任されてる。
たまに接客もするけど。
普通なら桜岡高等学校はバイトは禁止されてるけど、奏汰部長が、風紀委員長が了承してくれた。
「哀川さん、なんかいい事あった?」
「えっ!急にどうしたんですか、先輩。」
「なんか楽しそうな顔してるから。」
「いい事…………。えへへ、ありました。」
緋山君と仲良くなれたかはわからないけど、少しは知ることが出来た。
先輩はよく見てるんだなぁ。
ここの喫茶店の先輩、今話してる由宇先輩は私の体質を知っているから急に触ってきたり無理に目を合わせようとはしないでいてくれる。
「そっか! よし、ラストスパート頑張って家に帰ろっか!」
「はい!」
そして、シフトの時間が終わった。
「哀川さん、お疲れ様ぁ。」
「お疲れ様です!」
「じゃあ、はい。これ、余ったから。」
「………?」
袋が渡された。
中身は…………。
「ケーキ!? いいんですか!? 三つも!」
「うん、私は甘いの苦手だから。」
「あ、ありがとうございます!」
「うんうん、じゃあ、また明日。」
「お気を付けて。」
奥でケーキを作ったり、デザート系を作る係を任されてる。
たまに接客もするけど。
普通なら桜岡高等学校はバイトは禁止されてるけど、奏汰部長が、風紀委員長が了承してくれた。
「哀川さん、なんかいい事あった?」
「えっ!急にどうしたんですか、先輩。」
「なんか楽しそうな顔してるから。」
「いい事…………。えへへ、ありました。」
緋山君と仲良くなれたかはわからないけど、少しは知ることが出来た。
先輩はよく見てるんだなぁ。
ここの喫茶店の先輩、今話してる由宇先輩は私の体質を知っているから急に触ってきたり無理に目を合わせようとはしないでいてくれる。
「そっか! よし、ラストスパート頑張って家に帰ろっか!」
「はい!」
そして、シフトの時間が終わった。
「哀川さん、お疲れ様ぁ。」
「お疲れ様です!」
「じゃあ、はい。これ、余ったから。」
「………?」
袋が渡された。
中身は…………。
「ケーキ!? いいんですか!? 三つも!」
「うん、私は甘いの苦手だから。」
「あ、ありがとうございます!」
「うんうん、じゃあ、また明日。」
「お気を付けて。」