無気力王子とじれ甘同居。
*
*
──チュッ
っ?!
味わったことある感触が腕に伝わる。
これ────────。
薄暗い部屋で目を覚まし、私はゆっくりと左手に目を向ける。
っ?!
「松下くん!!何してんのよ!!」
そこには私の腕に触れてる松下くんがいた。
「…祐実は敏感だね、すぐ起きる」
「はぁ?!松下くんね!いい加減にしてよ!今日のお出かけは楽しかったし、いい思い出になった!だけど、だからってこう言う迷惑なことされると…」
「迷惑?」
「──っ!そうだよ!!大迷惑だよ!こんなこと…」
寝てる女子にやらしいイタズラをするなんて。悪趣味すぎるよ。