無気力王子とじれ甘同居。








──チュッ


っ?!



味わったことある感触が腕に伝わる。


これ────────。


薄暗い部屋で目を覚まし、私はゆっくりと左手に目を向ける。



っ?!


「松下くん!!何してんのよ!!」


そこには私の腕に触れてる松下くんがいた。



「…祐実は敏感だね、すぐ起きる」



「はぁ?!松下くんね!いい加減にしてよ!今日のお出かけは楽しかったし、いい思い出になった!だけど、だからってこう言う迷惑なことされると…」


「迷惑?」


「──っ!そうだよ!!大迷惑だよ!こんなこと…」


寝てる女子にやらしいイタズラをするなんて。悪趣味すぎるよ。



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