無気力王子とじれ甘同居。
「…松下くんのルールって何よ」
仕方なくそうきく。
今回は私の負けだ。
いつだって私が負けてる気がするけど。
「ルール1、俺のアパートの修理が終わっても、ここで一緒に暮らす」
「はいっ?!?!」
いや、ルール1からぶっ込んできたよ?!
「ダメ?」
「…ダメ?って…そりゃ」
「家賃代半分の方がいいじゃん」
「そうだけど…」
「好き同士が同じ部屋で住んで何が悪いの」
いや…。
そんなまっすぐな瞳で「好き同士」なんて言われても、恥ずかしさしか生まれないんですけど…。
「はい、ルール2 」
続けるの?!
「幼なじみと2人で出かけないこと。これ結構大事だかんね。守らなかったらどーなるかわかんないよ?」
「…あ、はい、承知しました」
「そして…最後、ルール3」