無気力王子とじれ甘同居。









───ん?


ヒューっと風が吹いてから、私はゆっくりと目を覚ます。



「…眩しっ」


なんで私…こんなところに…。


あ!


そうだ!!



「松下く…!」


私はバッと顔をしてから彼がいるはずのそこを見る。


あれ?


いない…。


確かに松下くんはここに寝ていたはず…。


どこ行っちゃったんだろう…

って言うか…。



私完全に授業サボってるじゃんっ!!!!


慌てて立ち上がると、少し体が痛い。


結構寝てたんだ…私…。



急いで屋上を出てから階段を降りる。



まったく、起こしてくれてもいいのに!!

ほんっと自分勝手なんだから!



私はまた松下くんにキレながら、教室に向かった。



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