君を、ずっと。【完】




「…マジなわけ?」


お前は女子かと突っ込みたくなるくらい

レモンチューハイばかり頼んでいる哲平がはあとため息をついてテーブルに肘を置く。


「お前、あいつと別れたくて俺のこと使ったんじゃねえのかよ」


確かに哲平の言う通り

あの時俺は長澤と…別れたかった。



だけど、本当はただ


あいつの気持ちが知りたかった。



それだけだった。
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