君を、ずっと。【完】




神山と違った部分は
凄く親しみやすさがあったところ。


だからみんな哲平のことは哲平と呼んでいた。


一度も話したことのない私でさえも、哲平と呼ぶくらいに。


あ、でも―…


「一度だけ、話したことあるよね。覚えてる?」

「…覚えてる」



たった一度だけ、



電話で話したことがあった。

< 191 / 338 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop