君を、ずっと。【完】
Side 理人



そいつを探し始めたのは

長澤と連絡が取れなくなった一週間前のことだった。



『お前、あいつの友達だよな』

『は?』

『長澤、どこにいんの』

『あんた、もしかして何も知らないの?』


嫌な、予感がしたんだ。

あいつのことを思い出そうとするだけで涙を浮かべるそいつを見て


なにか、あったんだと確信した。

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